PC用スピーカーをバラしてアンプを作る!

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◆作る理由◆
 「無性にアンプ付きPCスピーカーをバラして、それなりのお手軽アンプを作ってみたい」という衝動に駆られ、 なんとなく作ってみた(メガ爆)


◆スピーカー購入◆
 と言うことで、某Y田電機へ行ってターゲット(犠牲とも言う)となるアンプ内蔵PCスピーカーを購入。 Metsというメーカー(意外にもRiTEKの日本代理店(^^;。)の MSP−101 を購入。きょうび、電源は内蔵なんですね。どうせアダプタを中に入れただけだと思うけど(^^;。 まぁ、アダプタが邪魔にならないのでいいかも?
 ポイントカードが若干貯まっていたので、適当に使用して払った額は285円(^^;。気分はジャンク。  なお、箱には「7W+7W(4Ω 1kHz)」って書いてあった。普通のスピーカーも鳴らせるだろう (と思ってはいたが、後で見事に.....)

◆とりあえず聞いてみる◆
 スピーカーを買ってきたので、とりあえずプレイヤーに繋いで聞いてみる。高級機だと「エージング」とも言う(嘘)。 よくあるPC用スピーカーっぽい音。ただし、ボリュームを最小にしても妙なノイズが出る。想定外だったので、 妙にやる気が出た。

◆バラしてみる。が.....◆
 ということで、Let’s解体!
 お約束の通り、良くある「マデインちな(Made In China)」っぽい、非常に安っちぃ作りに仕上がっていた(^^;;;;;。 トランス+アンプ回路(ボリューム、スイッチ一体型)、スピーカー2個。そして半田付けも結構「お上手お上手」 (勿論、逆の意味で(^^;。)。電解コンデンサについても、謎の韓国か中国製。んでトドメとばかりに、レギュレータIC (電源IC)無し。いやはや、非常にいじくり甲斐があるってもんです(^^;

 んで、スピーカーに目をやると.....ん?「4Ω3W」(・・;........。箱には「7W+7W」 って書いてあったよね?詐欺じゃん(--#。

 気を取り直して、アンプ回路を眺める。で、アンプICの型が判明。 TDA2822M。 とりあえず「ぐぐる」で検索かけてみると、すんなりとデータシートが見つかる。んでまた目が点になる。あの、 これ、片ch最大1W(16Ω負荷9V使用時。ブリッジにしてモノラル出力にしても2W)しか出ないんですけど(・・;。

 .....1W+1Wだったので、エレキットの真空管アンプ TU−870 の姿が浮かんだ。

 この中で使える部品は、アンプ基板とスピーカー2個。あと動作確認用にケーブル類のみ。ガワは金属(スチール) とプラに分別可能(ボンド付けされてなかった)だったので、それぞれのゴミ箱へ。

◆頭に来たので安く徹底的に作り替え!!◆
 コンデンサ類は想定していたので、パーツ屋へ向かってとりあえず全て同じ静電容量のものを新品で購入。 ただし、使用する電解コンデンサはニチコン製(日本)。ただし、コンデンサの耐圧は数段上のものにしたけど。  んで、電源を見ると、整流回路がイマイチだったのでレギュレータIC(78M08)を使って電源回路を構造改革! (死語)
 おかげで部品費用がこの時点で¥1kを越えた。(ちなみにこのPCスピーカーの実売価格は714円)
 で、ボリュームについても当初の物を使用しようと思ったが、ツマミがボンド付けされていて外れなかったので、 新品を購入。勿論ツマミも(^^;。んでこの時、電源スイッチが1個40円だったので追加購入。(3個100円だったけど、 用がなかったので1個だけ)

 また、ケーブルについても、予定通り「爪でも被覆が剥げる」ほどのヘボヘボケーブルなので、 なぜか手元にあったオーディオテクニカの AT−DV73FS を使用。標準価格1m当たり250円であるのにも関わらず、 ケーブルが4本。更に心線も細めなので加工が楽だ。本来の使い方じゃないけど(^^;。あと部屋をあさったら、 左右のRCAコネクタ×2が一体になったのが出てきたので、採用決定した。

◆アンプのガワは100円ショップで.....◆
 具がある程度出来たので、今度は100円ショップへ行ってクラフトボックスを購入。アートナイフで切れる上、 多分燃えないと思うので(^^;。他にも箱の下のクッション(EVA樹脂製)も購入。

◆クラフトボックスに穴を開けて組み上げ◆
 で、クラフトボックスに穴を開ける。前面にはボリュームとスイッチ、背面にはRCAコネクタと電源ケーブル。 なお、四角穴を空けるときは数回に分けて切らないと、断面がよろしくないので注意しよう!!
 ということで、穴が開いたので各パーツを組み上げ。手が大きいのにちょっと狭いので、実は大変だった(^^;。 でも、ケーブルを若干長めにして外に出せるようにしたので内部はちょっとぐちゃぐちゃ気味ではあるが、 一応アンプは完成した。

◆とりあえずスピーカーを繋いでみる◆
 スピーカーケーブルはあるものの、動作確認したいため、とりあえず最初から付いていたケーブルを接続して聞いてみる。 勿論、この時点ではスピーカーはむき出しのまま(^^;。すんなり動作し、当初発生していた「ブーン」というノイズも低減できた。
 で、MP3プレイヤー(GONTITIの曲入り)を繋いで聴いてみると、ボリューム12時の方向で音が割れる。 多分ケーブルのせいだろうと思った。(後に確認済み。やはりケーブルだった)

 しかし、このスピーカーは指向範囲が狭く、ちゃんと聴く側に向いていないとうまく聞こえない。この辺は後で作る、 スピーカーボックスに反映しなくては.....

◆スピーカーボックスを作ってみた◆
 例の如く、100円ショップへ行き、またまたクラフトボックスを購入。ただし、今回は上から見て正方形の物にした。 あと、スピーカーネットに使えそうなラッピングバッッグ(不織布)も購入。100円ショップなので、 「モノを買う」と言うよりも、「材料を買う」という気分だ(^^;。

 で、クラフトボックスにメス入れ(^^;。正方形のため、1つの角をセンターにして両サイドにスピーカーをつけるようにした。 で、穴が開いたら不織布を適当に切って内部から穴を塞ぐように貼り付け。で、そこにスピーカーを貼り付けた。あと、 この箱にも下部には先に余ったクッションを貼り付けた。なお、外形が若干「失敗したポリゴン調のメカ沢(魁 クロマティー高校)」 の頭っぽくなってしまったのは気のせいです、多分(^^;

◆完成したので聴いてみる◆
 再生環境を同じにしたいため、先ほどのMP3プレイヤーで確認。気になった音割れはかなり改善された。しかし、 スピーカーがスピーカーなのである程度は仕方ないと思った。

◆レタリング忘れてた(^^;◆
 と言うことで、レタリングを行う。ただし、今回はクラフトチックな外観に仕上げたので、シンプルにひらがな、 それも鉛筆書きとなった(^^;。(クレヨンでも良かったのかも?(^^;。)

 なお、レタリングシートを使用しようとも一応は考えたが、こっちのほうが妙にしっくりきたため、このままとした。 ただし、英語を日本語表記になるように統一した。この辺のささやかな配慮は気を付けたい。