ゲーム基板用自作コントロールパネル(2号)を作る!

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◆作る理由◆
 1号作ってから早2年。ちょっとバージョンアップを図りたくなったので、作成した。


◆使用工具◆

手回しドリル、リーマ、カッター、(金工用ヤスリ)、ものさし、マジックペン(細字)、半田コテ、圧着ペンチ

◆使用材料◆

ビデオテープ収納用のケース、ボリューム、RGB21ピンコネクタ(メス)、押しボタン、 切り替えスイッチ(3極3接点)、電源用スイッチ、ヒューズホルダー、電源、ノイズフィルター、 電源ケーブル、半田線

◆ケース加工◆

 前回の製作である程度ノウハウが判ってきたので、今回はいきなりケース加工から始めた。今回も例に漏れず、 使用するケースは100円ショップで売っているビデオテープを10本ぐらい収納できるプラケースである(^^;。 で、とりあえずケースの中にパーツを並べる。電源とかの大物の配置から始め、最後は押しボタンスイッチまで全て置いてみる。 そしてある程度の配置を考えて穴を開けるところをマジックでマーキングする。
 んで穴空け作業。最初から大きい穴を空けようとすると穴の位置がずれたりケースが割れるので、 最初は小さい穴から。で、順々に大きくしていき、最後はリーマと差し込む現物で微調整。とりあえず、 四角い穴以外は空いた。

 次は非常に面倒であるがRGB21ピンコネクタに使用する四角い穴。これは予め空ける穴のサイズをものさしで測っておき、 マジックでマーキング。そして、小さめのドリルでマークした四角形の縁に沿って、気合いを入れてガシガシと穴を空けていく。 観た感じは穴で四角を描くように。で、カッターで穴同士を切って四角形にした。最初の1個はヤスリでサイズ調整していたが、 結論からするとプラケースの場合はカッターで行った方が手っ取り早いし、なによりそれなりに細かい粉が出ない(^^;。
 で、一通り穴を空けたところで、ケースについたゴミを除去してこの日は終了とした。


◆内部配線 1回目◆

 時はかなり過ぎてしまい9月。芸術の秋とか言われる季節に入りそうな気配。でもまだ全然暑いけど(^^;
 ということで、内部配線を実施。ただし、今回はRGB21ピンでの使用を前提としている程度。というか、 まだRGB->S端子の変換回路キットが出来上がっていないので(^^;
 前回までの穴空け加工を行ったケースに、ある程度内部の配線も考えつつケーブルを設置。で、とりあえず映像関連から接続。 映像から見たい、と言う欲求からもあるが、ケースの一番底に各ボリュームを配置している、というのが最大の原因だったり(^^;。 ということで、ケーブル->RGB各ボリューム->RGB端子へと接続する。そして次は音声。ここでステレオ端子がある基板のために、 RCAでの外部入力端子と音声切り替えのスイッチが無いので、急きょ穴空け追加を実施。そして、接続した。
 音と映像が接続できたので、次は電源周り。本当はこれを一番最後に接続したい衝動に駆られるが、ケース内部の配置の関係で先に行うこととなった。 元々電源ケーブルはコントロール系と別の配線にしていたので、圧着端子をつけて適宜電源に接続した。また、100V側についても接続を実施した。
 そして最後はコントロール系。勿論クレジットスイッチも対象である。一番面倒だったのが、自分で適当に配列考えて配線したコントローラー端子。 使用するコネクタはRGB21ピン(^^;。初号機で既にこれを使用しているので、コントローラー側は特に結線し直してないが、 1P側だけでも1レバー+4ボタン(その内1ボタンはスタート)という、最低でも9本を2セットほどとクレジット・サービス・テストボタンの3つを、 それぞれ接続した。接続後は結構グッタリ気味だった。

◆テスト起動◆

 接続完了したので、接続チェック。テスターで各ボタンおよびレバーの導通をチェック。そしてRGB各出力と音声のボリュームを最大にしておく。
 それが終わると今度はコネクタに何も接続していない状態で電源電圧チェック。ここで重要なのが、あえて電源のボリュームで5V出力を低めに設定しておくこと。 万が一接続をしくじっても、被害を低く抑えたい、と言う心理的に(^^;。それが済んだところでコネクタ側での確認を実施する。電源の出力端子で測っても、 最終端であるコネクタ側でちゃんと出力電圧が合ってないと意味がないし、何より接続間違ったときは基板がイチコロ。それだけは避けたいために実施する。
 電源の確認が済んだところで、実際に基板をコネクタに接続し、コントロールパネルにもコントローラーを接続しモニタにも接続しててテスト起動。 流石に無事に起動した。といいたいが、先に5V出力電圧を低くしたために起動失敗することがある。このため、基板を接続したまま電源の5V出力のボリュームを調整して、 基板でちゃんと5Vに出力される様に調整する(5.1V程度でもOK)。そして調整後にとりあえず電源オフ。
 そしてあらためて電源オン!。ここで画面が出ていなかったらRGB21ピンの接続をしくじったものと思われる。画面が出ているのに音が出ていない場合も、 音声周りでしくじった、と。問題なければちゃんとプレイ可能だったりする。というか今回も非常に残念なことに無事に起動してしまった(^^;。

◆S端子・コンポジット出力追加◆

 RGB→S端子・コンポジット出力も追加してみた。一般的に結構有名な手段である、秋月の変換ユニットのキットを使用した。 最初繋いだときは、大失敗。信号は出ているようだったものの、いかんせん画面が黒を基調とした色だった。
 で、変換ユニットのハンダ面を見たところ、原因が判明。1ヶ所ほどハンダブリッジしていた(^^;;;;;;。無論、すぐに修正してテストすると、 今度は問題なく出力された。勿論、S端子・コンポジット両方ともコントロールボックスから出す予定である。ただし、個人的には コンポジットはどうしても画面が悪いので、余り出したくはないが、安物のテレビにS端子が付いていないことがあったり、 S端子→コンポジット変換コネクタが明らかに黄色のピンジャックより高いから、と言うこともあったりする。
 ただし、ウチの部屋での使用はあくまでもRGB21ピン。いわば、「お出かけ用端子」と言う感じだったりする(^^;。

◆完成状態◆
(裏面にS端子とコンポジット端子が付いただけなので、作成時の外面と特に変化無しだったり(^^;。)