話題の液晶モニタを自作してみる!
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◆作る理由◆
最近話題の液晶モニタ。そろそろ縦画面のゲームをちゃんと縦画面でプレイして見たいということ、また、
自作キットがあるようなのでとりあえずどんなもんか作ってみることにした。
◆使用工具◆
カッター、シャープペンシル、ものさし、木工用ボンド、両面テープ、ホットボンド
◆使用材料◆
液晶モニタ自作キット、A4サイズレターケース、発泡スチロール板
◆液晶モニタ自作キット購入◆
まずは液晶ユニットの購入。通販でも購入できるが、別の別にほしいものもあったので、
秋葉原のcoconet液晶工房へ行き、
「液晶自作キット」を購入。13.3インチの5点セット(液晶本体、コントロールユニット、
インバータユニット、OSD操作キーボード、リモコンユニット、電源)で約2万円。
実はこの額となると某M社の17インチぐらいのPC用モニタが新品で購入できる価格である。
まぁ今回は構造とかが知りたかったので、その勉強代と考えていたりする。
なお、もう5千円出すと15インチのキットになったが、店頭で悩んだあげく、
とりあえずこっちでいいや的な考えで13インチの方にした。
そして購入して店員からの簡単な説明。どうも店員の人は日本の方では無い模様。
体制には影響ないけど(^^;。
◆液晶の動作原理◆
とりあえず、どんな風にして液晶が見れるかを検証すると.....
1.バックライトで裏から光(白い光)を当てる
2.RGB3色のフィルムに電卓と同様の液晶でON/OFFさせる
3.液晶がONのとき、真っ黒になる
4.液晶がOFFのとき、フィルムの色が見える
という感じである。つまり、液晶でマスクするかしないかで色が見えたり見えなかったりする、
という感じである。
(かなり表現が怪しいため、細かいところはその手のところを参考にしてください(^^;。)
◆仮組み◆
動作確認である。とはいえ、そのまま繋いだだけだと場合によっては液晶が壊れる恐れがあるため、
とりあえずデーターシートを確保。
これについてはcoconetのHPにある(ただし認証制)ので、それを参照。
やはりそのままだと駆動電圧が高くて壊れる恐れがあった。
このため、コントロールユニットの液晶駆動電圧を適正値にしてコネクタを接続する。
ただし、このままでは何も映らない。そこでインバータユニットの登場である。
コントロールユニットと液晶のバックライトの間にインバータユニットを接続。そして電源投入。
いともあっさり起動した。
◆ケース製作◆
ここで発泡スチロール板の登場である。何故か。軽いしそれなりに絶縁保てるし、なにより加工しやすi(^^;
「発泡スチロール板に全ての液晶パーツを載せてしまおう」というコンセプトがあったため、
レターケースのサイズどおりに切り取ってみた。
13.3インチぐらいのユニットだと、A4サイズが丁度手ごろだった。そして、
液晶へのコネクタ及びインバータへのケーブルのスペースを考慮して、
画面が見えるだけのサイズで四角い穴を開ける。液晶ユニット全部がはまる大きさだと、
強度的及び加工的な問題が出るため画面が出る程度のみ。
その後は液晶を挟み込み、かつレターケースに丁度入るように発泡スチロール板で挟みこんだ。
勿論、液晶の厚さもあるが、これは運良く発泡スチロール板の厚さとほぼ同様であったため、
加工しやすかった。
◆コントロールユニット固定およびケーブル接続◆
液晶を挟んだ大きな板は発泡スチロールである。絶縁物であるし、突起物は勿論突き破る。
これを利用して発泡スチロール板にそのままコントロールユニットを貼り付けてみた。ただし、
ガワ自体が今後別の筺体を使用する可能性もあるため、そのままボンド付けしたわけではなく、
端材の発泡スチロール板をボチボチなサイズで切り取り、それを使用してみた。
固定については接着剤や両面テープで最初は行ったが、はがれたら色々と影響が出そうだたので、
最終的にはホットボンドで固定していった。
ちなみに固着順位はこんな感じであった。
ホットボンド>接着剤>両面テープ
また、レターケースに貼り付ける前に各ケーブルを接続する。前回のテストの時に、
チューナーユニットは不要と判断した。
◆完成及びテスト◆
接続も終わり、後はガワとなるレターケースに貼り付けた。レターケースと発泡スチロール板との固定は、
はホットボンドを使用。ぼちぼちに固まった。ということで完成!(^^;
早速ビデオを接続し、再生。ちゃんとそれなりに映った。が、液晶のせいもあってか、若干暗めだった。
中古液晶モニタのため、バックライトが暗くなっているものと推測される。まぁ見えないわけではないため、
とりあえず冷陰極管が切れるまではこのまま使っていようという感じである。
◆完成品◆